私へのエール。届かぬレター。

私の拙い詩。自分にエール。そして、皆におすそ分け。

透明人間

話しかけても


何度訪ねても


ご飯作っても


洗濯しても


黙って出かけても


私は存在しない


だったら消えてしまえばいいかと


思って出かけるが


まだ生きたいですと


私を生かせようと


秘密基地へと


足を動かせる


とりあえず休もうと


秘密基地で


本を読んだりするが


陽が沈む頃から


勝手に涙が出てくる


どうすることも出来ない


くやしくて腹立たしい気持ちが


ダイヤの雫となり


目から沢山溢れ出す


情けなくて情けなくて


暫く雫を眺めていた